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ツバキ里海イニシアティブ

港町、佐賀県「呼子」にて、海とツバキとインバウンドにより、人と街に艶めきをもう一度
平川真太郎
学科・領域
建築・環境デザイン学科
コース
建築・インテリアコース
指導教員
山下 秀之
卒業年度
2022年度



父の故郷、佐賀県唐津市呼子。
私は、22年前、初めてそこを訪れました。
その町の活気は、風情は、少し雑多な町並みは、
私の心を、つかんで離しませんでした。

大学4年生の夏、私は再び呼子の街を訪れました。
私の心を掴んだものが、だんだんとなくなっていっているのを肌で感じました。

私は、この港町のこれまでと、これからを、形にしたいと思いました。

活気あふれる町屋の再生。
呼子の象徴、「ツバキ」を軸にした複合産業施設。
両岸をつなぐ、海の道。
全78本の樹状柱による、呼子に生き、呼子に死んでいった人々の樹木葬。

これは、私から呼子への恩返し。

 

 

 

PERSPECTIVE
たくさんの外国人と、日本のお年寄りたち

朝が来て、港は忙しく

ここに生き、ここに死に、ここに刻む

 

 

 

 


MODEL



 

 

 

 

 

 拝啓、ご先祖様。
鳥居に刻まれた、あなた方の名前はとても誇らしげでした。
あなたの面影に、初めて触れた時、私は、この感情を忘れたくないと思いました。

呼子の海と、あなたが教えてくれたこと、
呼子の海と、あなたのおかげで、僕が描けた風景を、
忘れないように、ここに刻みます。

2023年 2月 平川真太郎