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駅喫茶青紫舎

無人駅を活用した喫茶店のブランディング提案
山吉愛華
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
山本 敦
卒業年度
2022年度

 

新潟県田上町にある無人駅・田上駅を活用して駅と喫茶店の一体型施設をブランディングする研究です。

田上駅には電車の本数が少なく待ち時間が長い上に待ち時間を潰す施設が周辺に少ない、町の玄関口である駅なのに周辺が寂しいといった課題点があります。そこで駅に喫茶店を併設し、人が集まり賑やかになる有益な施設を作ろうと考えこの研究を進めてきました。

店名の「青紫舎(せいししゃ)」は町のキャッチコピー「ここは、青紫の宝石が咲く町」から「青紫」と仮にとまる建物という意味の「舎」を合わせたものです。
ロゴはレトロな雰囲気を出すために縦線横線の太さにメリハリをつけました。青い花は町の花・紫陽花をモチーフにしています。周りの枠も紫陽花を思わせるもこもことした形にしました。

 

 

展示は店内の一角を思わせるような配置にしました。
田上町要素である町の花・紫陽花のステンドグラスが象徴的な店内は昭和レトロな雰囲気が漂います。ステンドグラスは後ろから照明で照らし鮮やかな影が落ちるようにしました。看板はLEDライトが入っていて点灯できるようになっています。

 

ツールはコースター、マッチ、紙ナプキン、ショップカード、コーヒー券、会計票、フロートグラス、コーヒーカップ、テイクアウト用カップを制作しました。
どれも老舗の喫茶店で実際に使われているツールを参考にロゴを印象的に配置することを統一しました。喫茶店で使われるツールを揃えることでリアリティを出せるようにしました。ツールには店名から連想される青色、青紫色、赤紫色を使用して3色展開にしています。

 

 

ポスターは昭和のお酒のポスターを参考に田上町の観光スポットを背景にする女性を描きました。
背景は田上町を一望できる露天風呂と紅葉が綺麗なお屋敷の庭園と山の上にある紫陽花園をモチーフにしています。女性は自分自身でポーズを取りその写真を元に描いています。色合いも時間が経ち色褪せた様子を再現しました。