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「金木犀」「紫陽花」

藤森ゆうか
学科・領域
美術・工芸学科
コース
クラフトデザインコース
指導教員
菅野 靖
卒業年度
2022年度
七宝焼の魅力は、美しく豊かな色彩を持つことだ。美しい色彩を出すためには、釉薬の配合や焼成温度などの微妙な調整が必要である。様々な制限がある中で、自分の望む釉薬の美しい色彩を研究した。また、明治期の代表的な七宝焼制作者の並河靖之のような、美しく調和の取れた作品を目指した。

「金木犀」

並河靖之の作品の特徴でもある、一色の背景に自然物という構図に影響を受けて制作した。特に並河は黒の背景が多かったが、彩度のある明快な背景色の作品にも魅力を感じ、青色の釉薬で彩色した。また、金木犀の葉は明るく黄色味がある緑で美しく彩色されている。七宝焼は層に分けて彩色するが、何パターンもの釉薬の組み合わせを試し、深みのある緑を目指した。
「紫陽花」

不透明釉薬を使った作品。不透明釉薬というのはグラデーションが非常に難しい。混色をすると釉薬の粒がはっきりと出て、ざらざらとしたグラデーションになってしまう。だが研究の結果、花びらの端から中央にかけて美しいグラデーションを出すことに成功した。不透明釉薬の美しいグラデーションに注目してほしい。