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高い拡張性、逆転性があるアナログゲームの提案

ルールごとひっくり返す カードゲーム『甲論乙駁』
新井 任
学科・領域
視覚デザイン学科
コース
伝達デザインコース
指導教員
金 夆洙
卒業年度
2023年度

この研究は、「多くのゲームが抱える『突き詰めると、定石に則った動きこそ是となる性質』を解消、または可能な限り抑制することを目標とし、同時に『完全な運否天賦のゲームにしない』という条件を設けて新たなアナログゲームを制作する」という内容です。
成果物は、既存ゲームの拡張性、逆転性などの変化をを産み出す要素を調査し、それらをゲーム性を保持しうる範囲で可能な限り内包。同時に、所謂「競技性」を極力排除したカードゲームとなります。
(以下は展示場所に掲示した説明文です)
『甲論乙駁』は、高い自由度を持ち、プレイするたびに異なる展開をみせるカードゲームです。
ベースとなる一般的な勝利条件のカードゲームのルールに、“自由度を与えるシステム”が特徴です。
最初、お互いのプレイヤー(PL)は基本のルールに則り、相手PLの持点(霊力)を0点にすることを目標にゲームを開始します。
お互いのPLは要所要所でゲームマスター(GM)と話し合いを行い、承認を受けることでルールを追加したり改変したりすることができます(勝利条件を追加、削除、変更してもかまいません)。
この際、お互いのPLはカードのイラストやフレーバーテキストといった情報を根拠にできます(全ての参加者が承知している内容であれば、ゲーム外の情報を用いてもかまいません)。
このカードゲームは上記の通り、根拠とする為の複数の“基本のルール上では意味を持たないフレーバー要素”を持つ100種類x各7枚のカードで構成されています。
また、カードの寸法は一般的な63×88サイズで、市販のアクセサリーを利用できます。