ステラマッカートニーのブースデザイン

〜エシカルファッションの認知拡大〜

黒川紗花

学科・領域

建築・環境デザイン学科

コース

建築・インテリアコース

指導教員

森　望

卒業年度

2020年度

環境問題は年々深刻さを増しています。
リサイクルや節電といった言葉は皆さんもご存知でしょう。
では、「エシカルファッション」はご存知でしょうか？

エシカルファッションとは、「生産に関わるすべての人と地球環境に配慮したファッション」という意味。
実はファッション業界は、地球環境汚染に対して石油産業に次いで影響度が高い業種だという説があります。その原因の1つとしてファストファッションの流行が挙げられますが、現在は20年前に比べ2倍の衣類の廃棄がされており、その量なんと1秒にトラック1台分。
しかし、私たち一般人のほとんどはその背景を知らずに服やバッグを買っています。そこで、今回はファッションが及ぼす環境や人体への影響、また、その影響を防ぐためにエシカルファッションといったものがあるということを世間に広めるブースをデザインしました。

ブランドは、ファッション業界において「サスティナブル」「エシカル」というキーワードが叫ばれる中、先陣を切って、リサイクル素材や、“ノーレザー、ノーファー、ノーフェザー”の姿勢を貫いてきた、ステラマッカートニーを使用し、春夏と秋冬の2つのブース、カタログをデザイン、制作しています。

〜スプリングサマー〜

コンセプト
サーキュレーション

スプリングサマーでは自然に関することに焦点を当てる。
ステラマッカートニーは持続可能と認められた素材を使うことで自然を再生、その再生でできた素材を使い、また商品を生産するという循環サイクルを作り出すことを目指しています。ステラマッカートニーを広めることで、このサスティナブルな世界を実現させることができるということをブース全体で表現します。